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お茶のおいしい淹れ方


出典:「宇治茶大好き」 京都府茶共同組合

抹茶

用意するもの
○抹茶茶碗・茶筅・ふるい
○茶杓又は計量スプーン
○湯冷まし又はマグカップ
抹茶を点てる前にふるいにかけるときれいに点てられます。
茶碗に抹茶を茶杓で2杯、約1.7g入れます。
茶碗に3分の1位、湯温80度前後のお湯(70~80cc)を注ぎます。

茶筅で点てる時には、まず利き手ではない方の手を、抹茶碗が滑らないようにささえ、利き手は、人差し指と中指と親指の3本で茶筅の竹の部分を握ります。

はじめは底の抹茶をお湯になじむようにゆっくり混ぜます。

手首を前後に振り、最後に表面を整えるようにゆっくり動かし、静かに茶筅を引き上げます。

抹茶の表面が、クリームのようにキメが細かく泡立てばできあがりです。

煎茶(3人分)

用意するもの
○急須・茶碗
○湯冷まし又はマグカップ
○大さじ又は、計量スプーン
沸騰したお湯180ccを3人分(60cc)に分けて茶碗に注ぎ、約70度~80度になるまで冷まします。湯温は、湯冷まし又は、マグカップを使って冷まします。

湯温は器を移すたびに、約5度~10度、下がります。

*1人でお飲みになる場合はお湯60cc

急須に茶葉を大さじ山盛り2杯程度、10g入れます。

*1人でお飲みになる場合は茶葉5g

湯冷ましした茶碗のお湯約70度~80度を急須に入れます。
ふたをして茶葉の浸出を待ちます。
急須の中で、茶葉がお湯を吸って、黄緑色に変化していきます。
出し頃は45秒~1分位です。
お茶を急須から茶碗に回し注ぎをして、濃さが均一になるようにします。
最後の一滴まで絞りきってください。
二煎目以降は、お湯の温度を少し上げて待つ時間を短くし、絞りきってください。
できあがりです。

玉露(3人分)

用意するもの
○急須・茶椀
○湯冷まし又はマグカップ
○大さじ又は、計量スプーン
沸騰したお湯60~70ccを湯冷ましから急須に入れます。 さらに茶碗に注ぎ、約40度(人肌程度)~60度になるまで冷まします。

湯温は器を移すたびに、約5度~10度、下がります。

*1人でお飲みになる場合はお湯20~30cc

急須に茶葉を大さじ山盛り2杯程度、10g入れます。

*1人でお飲みになる場合は茶葉5g

湯冷ましした茶碗のお湯約40度(人肌程度)〜60度を急須に入れます。

ふたをせずに、茶葉の動きを眺めてください。

*ふたをして茶葉の浸出を待つ淹れ方もあります。

お湯を注いで1分ほどすると茶葉がお湯を吸って、うす緑色に変化していきます。
出し頃は1~2分くらいです。
お茶を急須から茶碗に回し注ぎをして濃さが均一になるようにします。

二煎目以降は、お湯の温度を上げて待つ時間を短くします。
三煎目も十分おいしくいただけます。

できあがりです。

おいしく淹れるポイント

回し注ぎの方法

  1. 濃さが均一になるように少量ずつ注ぎます。
  2. 一巡目と二巡目は順番を反対にして下さい
  3. 三巡目は一巡目と同じ方向です。
  4. 二煎目以降もおいしく飲むために、最後の一滴まで絞りきってください。