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宇治茶文化講座 第2回「日本茶はなぜ真直ぐになったのか?」を開催しました。

宇治茶文化講座は京都府・京都文教大学地域協働研究教育センター共催で、「宇治茶の文化的景観」の世界文化遺産登録に向けた取り組みとして、一般の方を対象にフィールドワークや講演などを通じて宇治茶の魅力を発信するイベントです。

本年度の第2回目は、10月4日に京都文教大学で(株)桑原善助商店代表取締役社長・日本茶アワード実行委員長の桑原秀樹氏に「日本茶はなぜ真直ぐになったのか?」というタイトルで講演をいただきました(写真)。

講演内容は宇治茶(宇治煎茶、宇治玉露)の製法の歴史についてであり、もともと宇治茶は空中で手をすり合わせて揉む製法で作られており、その形は曲がっていたが、明治時代に日本茶のアメリカへの輸出が盛んとなったため、アメリカ人が好む真直ぐな形状を重視し、香りや味を軽視した製法が主流となったという興味深い講演内容でした。桑原氏は、飲み物として日本茶の香りや味を審査する、日本茶アワードという品評会の実行委員長を務めていらっしゃっています。講演の後には、桑原氏の商店で販売している、形を整える製法を極力排除した宇治煎茶が供されました。

講座の参加者30名からは、「お茶の歴史について良く分かった」「とても香りがよくておいしいお茶だった」などの声があり、宇治茶について考える上で有意義な講座となりました。

第2回の講演部分につきましては、来年3月5日までオンデマンド配信をしておりますので、視聴をご希望の方は宇治茶文化講座の申込フォームにて申し込みをよろしくお願いします。本年度の宇治茶文化講座の詳細につきましては、こちらをご覧ください。

製茶方法の歴史について講演する桑原氏